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雨漏り診断、赤外線サーモグラフィーでの調査。

By 2017年6月28日1月 15th, 2023雨漏り

梅雨真っ只中ですね。

でも今のところ本降りの雨が続くというよりも、どちらかといえば雨が少ないですね、平均的に。

雨漏りの不安がないお家やマンションにお住まいの方からすれば安心ですが、少なからず不安を抱えているお宅からみれば、本降りが続くようなこの時期はいやな時期でかもしれないですね。

 

それでもまだ雨の侵入口が分かっていれば対策もしようがありますが、どこから漏水しているか分からない場合は余計不安というものです。

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そのための雨漏りの調査診断があるのですが、これまでの調査というのはやはり建物の構造を把握していてなおかつ建築等に携わってからの経験数がものをいいます。

雨漏りの専門家や雨漏り診断士というものがあっても、事実な経験値は問われていなかったり本当に雨漏り診断ができたとしても、時間を要してしまったり予想外の金額になってしまったりと、一筋縄ではいかないのがまた雨漏りです。

その厄介な雨漏り診断に強力な武器となるのが、「赤外線サーモグラフィー」による調査です。

つまり温度変化によって漏水個所を特定します。

雨水がある場所は温度が低い部分としてモニターに青い色で表示されます。

雨が降ってから日にちが経過している場合は、すでに雨水が蒸発していて測定できないときには実際に水をかけて「散水試験」をしてから、診断を開始します。

この動画の時も晴れが数日続いていたため、外壁クラックを中心にして散水試験を実施しました。

 

その結果、クラックには元々雨染みがあった場所ではない部分に強く反応が出たり、同じクラックでも実際に建物内側に染みが確認できるまでにタイムラグがあったりと、目視とはまたちょっと違う診断ができました。

 

今回の診断では、マンション1階が倉庫のため内装が施されていないむき出しの内壁であったため、はじめから雨染みの跡がそれなりに確認できていましたが、それでも外壁からのクラックの位置と実際にサーモグラフィーで反応があった漏水箇所とが正確に把握できました。

逆にクラックがあった場所でも、漏水反応がない場所もあったりと、この赤外線サーモグラフィーを使えば、雨漏り診断に余計な手間と時間を大幅に節約できるのは間違いなしです。

 

ただこの機器は価格が高いのが難点なので、雨漏りの専門家といえども所有していない業者さんも多いのです。

一応うちには2台あるので幅広く対応もできます。

さらに自慢になってしまいますが、この機器はピンからキリまでグレードが数多くありますが、この2台は割と高グレードの仕様なのでより正確な調査診断が可能になります。

 

今回は、外壁のクラックが目視でも確認できたためまだよかったですが、屋上や住宅屋根などの場合は雨水の出口である雨染み箇所が確認できても、雨水の侵入経路が複雑で入り口が分からない場合がほとんどです。

またバルコニーやベランダなどの場合、戸建は大体一か所ですが、マンションやビルになると各世帯に複数あったりもするので、散水試験も外壁クラックのようにすぐ検査ができる状態になく、それ自体手間がかかる場合もあります。

さらにこれは仕方のないことかもしれませんがまったく場所の予測もできない場合、お門違いの場所に散水試験を実施してしまう可能性もあります。

 

そのような状況の場合は、雨が降って間もなければこの赤外線サーモグラフィーが大活躍します。

経験値や知識だけの感どころにだけに頼らない、確実な雨漏り診断ができますので、雨漏りに不安を抱えている場合はお気軽に一度ご相談くださいね。