笠木のひび割れ(クラック)がありましたので、打音検査をしたあと、エポキシ注入をしピンを入れてガッチリ固定させます。 打音検査をして浮きが感じられた所に印を付け、後ほどそこに穴を開けて(穿孔)エポキシを奥まで流し込んでいきます。 エポキシを注入した後は器具を使い、奥までしっかりとピンを差し込んでいきます。 屋上付近の斜壁も検査用の器具を手に浮き部分を調べていきます。階段手すりの天端もピンニング工法で固定です。 赤い印に合わせて穴を開けた後にエポキシの注入。ゆっくりと奥まで流し込みます。 ピンニング中の様子。何か所も空けた穴に1本1本、差し込んでいきます。時間と手間はかかりますが、この作業を行う事で剥離落下や割れの防止にもなります。 このビルは建てて10年程ですが モルタルの浮きが見た目より多く、建物全体で多く見られました。 手すり下にも浮きがみられたので穴をあけて、ピンニング工法で固定していきます。 空けた穴へのピン挿入。 打音検査用の器具で浮き部分を調べています。浮きがあるからか、クラック(ひび割れ)も多く発生していました。 電動ドリルでの穿孔。印部分にピンより2mmほど大きな穴を空けていきます。 ピン挿入のアップ写真。印に対して真っすぐに入っている事が分かります。