施工の見どころ

住民の皆さんに外壁塗装改修工事についての説明です。行程や使用塗料、改修方法、作業上の注意事項など、全般にわたり説明していきます。

住民の皆さんと相談して色を決めていきます。

仮設足場の組み立ての様子です。このマンションは分譲3階建て。足元に気を付けながらの作業です。

裏側は傾斜の載り面なので慎重に作業を行い、足場の組み立てにいつも以上の時間を要しました。

テストハンマーや打診棒などをつかい、コンクリートの爆裂やモルタルや塗膜の浮きを確認して行きます。

軽い音がするところは、浮いている場所です。後からエポキシ注入するためのマーキングをしておきます。

最初の打診検査により、マーキングした外壁モルタルの浮き部に穴(穿孔)を開けます。

開けた穴の中にエポキシ樹脂を注入して、ステンレスピンを挿入します。

築年数が30年ほど経過していたと言うこともあって、外壁全面に計510穴に注入しました。

樹脂モルタルにて、ステンレスピンを挿した後の爆裂部を埋めていきます。

埋めて出っ張った箇所を電動の機械を使って削り落とし、周囲と均していきます。

劣化部分を削り落とした所はパターンも一緒に落としてしまっているので周りの模様と差異が出てしまいます。特殊なローラー(砂骨ローラー)にて模様付けです。

モルタルの浮き部をハンマーで叩いて剥がしていきます。この時、剥がしたものが上から降ってくるので目に入らないよう注意しながらの作業になります。

モルタルの浮いていた部分を削り剥がすと中から鉄筋が現れてきます。

内部の鉄筋でも錆び付いているので、ケレンを行って念入りに錆びを除去し、その後に錆止めを塗っていきます。

バルコニー下の上げ裏は ほとんどにおいて、爆裂現象が起きていました。剥がした後は内部の鉄筋が露わに見える状態です。

鉄筋に錆び止め塗装をして埋めた後です。

樹脂モルタルが乾燥した後は周囲に馴染むように新しくパターン模様を付けていく必要があります。

模様(パターン)処理した後です。その後は下塗り・中塗り・上塗りと、通常通りの外壁塗装をしていきます。

下塗りから中塗りをしたところです。中の鉄筋が丸見えだった爆裂部も綺麗になりました。

模様も付けたので補修の跡もわかりませんね。モルタルの浮きもピンニング&エポキシ樹脂によりガッチリ固定して、もう欠落の心配もありません。

RC(鉄筋コンクリート)の場合、各階のコンクリート打ち継ぎ目地のシーリング(コーキング)の劣化も進んでいるので、打ち換え(打ち直し)が必要です。

アルミサッシ周りなどのシールも劣化しているので、打ち換えです。丁度サッシ周りから雨漏りすると聞いていましたので、原因がわかりました。

アルミサッシ周りのシーリングの打ち換えです。シーリングが劣化すると肉痩せ・ひび割れた部分から雨水が浸入し、雨漏りの原因となったり、今回の爆裂現象を引き起こしたりします。

サッシの皿上も含め、シールしてある場所はすべて撤去して打ち換えをしていきます。

サッシ周りのシーリング。青い部分はシーリングはみ出し防止のための養生テープ。養生を貼るひと手間を惜しまない事で周囲に不要な塗料やシーリングを付ける事なく作業が出来ます。

サッシまわりのシーリング完了。

打ち継ぎ目地もすべて打ち換えをします。隙間無く打ち直したシーリングで、施主さまのお悩みだった雨漏りの心配も無くなりました。

外壁塗装セラミックシリコン仕上げ。影になっている部分で少し分かりにくいですが、しっかりと3回塗りをした塗膜の厚みがあります。

バルコニーの鉄部塗装。しっかりとしたクサビ足場の上では安定して作業を行える上、塗料を置く幅もあるので塗装をする際に両手を使う事が出来ます。

駐輪場下の鉄骨部分に錆びが生じ腐食しかけていたため、溶接補強をしています。

古い室名札。

新しい室名札に交換。

バルコニーベランダのウレタン塗膜防水工事。

屋上防水。外壁塗装と同じく傷んでいる部分の補修やドレンの交換などを先に行っていきます。

防水作業の前に傷んでいる部分を一部補修しました。傷んでいる部分をそのままにした上から防水施工をしても長くは保ちません。

金具を使ってしっかりと固定。

屋上防水トップコート作業の様子。

施工完了。足場を撤去した後です。

南面。

住民のみなさんと、記念撮影です。