打音検査をして浮いた個所のほとんどはエポキシ樹脂の注入で大丈夫でした。
本日はエポキシ樹脂では補強しきれない個所の外壁タイルをハツリながら張り替えていきます。ちなみに張り替え部のタイルははつって撤去済みです。
【前回までの記事】
東京防水職人 | 東京都のマンショ…
3)エポキシ樹脂の注入による外壁タイルの浮き補修で滑落防止 | 東京防水職人
外壁タイル補修では、浮いているタイルを補強するために目地沿いをディスクグラインダーで切り込み、ハツリ機で撤去。打音検査後、ドリルで穿孔し、清掃した穴にエポキシ樹…
すでにクリヤー塗装をしてある新品のタイルを貼っていきます。
張り替えたばかりのタイルは白く目立ちますが、その周りの汚れて劣化しているタイルは酸洗いによってこれからきれいに洗浄していきます。

新品のタイルは築年数が経過しても在庫で残している場合もありますが、もしない場合は新たに窯焼きをして特注にて発注をします。まったく同一でなくとも類似品のタイルが販売されていることもあります。

タイルの貼り換え後は目地モルタルをコテによって埋めていきます。

隙間がないようによくモルタルを刷り込んでいきます。

斜壁のためメッシュシートが切られていない場所なので余計高さが感じられるますが、丁寧に集中して作業をします。

斜壁が終わったら下層階に移動していきます。
撤去された部分。外壁はコンクリート、モルタル、タイルという順番になっていますが、これはコンクリートが見えている状態です。

こうして、1枚1枚丁寧に張り付けていきます。目地の直線がまっすぐになるように微調整をしながら張り付けていきます。

陶磁器質タイル用接着剤を使用して貼り付けていきますが張った後はタイルの重力で下がってくる場合があるため乾燥過程において高さを微調整して修正していきます。

こちらは違う現場となりますがALC外壁建物のタイル張りの張り替え動画です。