マンションやビル等の屋上にある貯水タンク(高架水槽)の塗装前です。長い年月の間にこびり付いた汚れで槽全体が薄黒くなってしまっています。 洗浄した後に塗装をした後の様子。長年風雨に晒されて、こびり付いた汚れも落とされ、陽を反射するくらいの輝きを取り戻しました。 施工前の貯水タンク全体 足場組み立て後の貯水タンク このビルは6階建てですが、ペントハウスが壁ぎりぎりに設置されています。 高さがあるため足場を組む必要があるのですが、1メートルもない横はフェンスも何もないため非常に危険を伴う作業になります。 ペントハウス(塔屋)の床はシート防水になっていましたがアンテナのようなものが撤去したあとがあり、そこから防水層の下に雨水が侵入していました。ウレタン防水で処理をし、漏水を防ぎます。 ペントハウス床の劣化状態 鉄製の架台やアングル、ドレン周りなど。この現場は根岸という海のすぐ横なので、その潮風によって錆びもかなり進行していました。 このように全体的に錆びてしまっています。この後は錆びを落として錆止めを塗り、塩害を防ぐ為に錆止めの上から十分な厚みの塗膜を塗り重ねていきます。 施工前の貯水タンクの鉄骨 足場を組むための資材の荷揚げも大変ですが、この高圧洗浄機1つとってもホースや洗浄機等の段取りも大変です。 貯水タンクの鉄骨部の塗装作業中です。 鉄骨の合間を縫っての塗装作業中です。 貯水槽の場合、マンションに住む人の飲料水となるので極力タンク内を清潔に保つ必要があります。 こちらも貯水タンクの鉄骨部の塗装作業中の様子です。 黒などの濃い色の塗料を塗装して、紫外線をカットして、水槽内の藻やコケ等の発生防止をすることも出来ますが専用塗料の方がいいでしょう。 上から見た様子。貯水槽の周りに見える鉄部が今回組み上げた足場です。幅広い足場の上では塗料を置きながらの作業が可能な為、塗装に集中する事が出来ます。 貯水タンク塗装の完成です。 全体が塗り終わり、新品当時に近い輝きを取り戻したような気もします。 塗装後の貯水タンク全体の様子 「きれいな水飲んでいますか」というキャッチフレーズの「 FRP 製貯水槽内藻発生防止システム」。サンカットとはそのまま紫外線を防止するという意味です。