工事の前です。1階が店舗で上が賃貸マンションになっています。両脇もビル等ですが非常に境界線が狭いです。 足場着工日の様子です。結局4台程のトラックで足場を組みました。 足場専門の職人なので早く正確に作業は行われていきます。 このマンションは ALC (発泡コンクリート)の建物です。このへこみは ALC パネルを貼る祭にボルトで鉄骨に溶接で止めてる部分になります。溶接後この穴に補修材を練って詰めるのですが、時間の経過とともに肉やせしてきてこのような感じになるのも一つの ALC の特徴でもあります。 屋上の床です。防水層の保護モルタルが劣化してひび割れクラックを起こしています。 継ぎ目の目地です。ひび割れしています。 ALC パネルの縦目地にはシーリング(コーキング)はしていないことが多いのですが、階の間の横目地はシーリングをします。 看板です。マンション外壁の裏側です。横浜市南区の黄金町付近の京急線からこの看板がよく見えていました。 今回はマンションすべての外壁前にシーリング工事をしました。目地とアルミサッシの窓周りです。 シーリング後です。ちなみに、画像ではありませんが、高圧洗浄はきっちり行っています 塗装完了後です。塗料はシリコン樹脂系の2液タイプの溶剤塗料を取りました。1階店舗に以前雨漏りがあったようで外壁には専用の弾性下塗り材で肉厚に塗り、中塗り上塗りと仕上げました。オーナーさんは当初非常に塗料について悩まれてました。水性のものも提案させていただいたのですが、さらに性能にすぐれたこの塗料で落ち着きました。施工中のにおいが若干ありますが、でもいい塗料です。 ベランダの防水ウレタンを練っています。2液を使う場合、主剤と硬化剤の2つを良く練り合わせ、科学反応させて初めて塗装が可能になります。 屋上はウレタン通気緩衝工法です。ウレタンを何度も重ね塗ってしっかりとした塗膜を作り上げました。 湿気を逃がす、脱気筒を取付ました。 室内階段と廊下の壁と天井の塗装も薄い緑色で行いました。明るいグリーンと落ち着いた茶色の色合いが爽やかです。 同じく室内です。少々濃い緑で仕上げました。こちらは薄い緑とは違って、全体的に落ち着いた印象を与えてくれます。 ベランダ内の腰壁塗装、床のウレタン防水等かなり狭くて苦労しました。ちなみにあちこちに飛んでいる塗料は以前オーナーさんのご主人が飛ばしてしまったものです。念のため(笑) ベランダ内ほぼ完成。 ベランダ床です。 マンション正面は、平面の ALC パネルではなくデコボコの形で模様が作られた化粧パネルです。色分けが大変でした。 完成です。 いい感じに色分けも出来たと思います。